i・PLACE 便り39「論語はWell-Beingの指南書」を公開しました

10月23日は「霜降(そうこう)」です。風がいっそう冷たく感じられ、地域によっては霜が降りる頃。冬の準備を始める目安とされています。コートや暖房器具の準備など冬支度を始めてはいかがでしょうか。
論語はWell-Beingの指南書
Well-Being(ウェル・ビーイング)という言葉が使われ出して久しくなります。
1946年にWHO憲章の中で、
「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてがよい状態(Well-Being)にあることである。」
としました。
現在は色んな考え方がありますが、
・ポジティブな感情(楽しい、面白い、希望がある、生き甲斐など)
・没頭・熱中(好きなことに寝食を忘れて、取り組み持ち味を発揮する)
・良好な人間関係(互を認めリスペクトし、感謝する関係)
が核になるのだと思います。
「Well-being」を直訳すると、
well (良い、健全な、良好な)
being( 存在、あり方、状態)
つまり、「存在そのものが良好である状態」を指すことがわかります。
単に一時的な「快楽」ではなく、「生きていることそのものの質の高さ」を意味します。
「論語」の冒頭句では、
「子曰く、学びて時に之を習う。亦説(よろこ)ばしからずや。
朋有り(ともあり)、遠方より来る。亦楽しからずや。
人知らずして慍(いきど)おらず、亦君子ならずや。」
「喜ぶ、楽しむ」そして「君子(徳を身につけた立派な人)」を論じており、論語はWell-Beingを説いた書物であることがわかります。
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