i・PLACE 便り42「年輪を刻む」を公開しました
2025.12.10

12月7日は「大雪(たいせつ)」です。たくさんの雪が降る頃という意味で、本格的な寒波が訪れます。よく「冬将軍が到来する」と表現されますが、「冬将軍」とはナポレオンがロシア侵攻の際、厳しい寒さが原因で敗北したことに由来して、厳しい寒さを擬人化してそう呼ばれるようになったそうです。
今日から本格的な冬の時期を迎えます。
冬は他の季節と違って、目に見える成長や収穫はありません。
枯れたものを捨て、心身を引き締めるなど、静的で内面的な充実の時期となります。
冬の過ごし方次第で、春から夏の成長、そして秋の収穫を大きく左右します。
そして、この冬(陰の期間)に切磋琢磨することで、唯一無二の美しい年輪を描くことになります。
因みに「切磋琢磨」とい言葉は、「詩経」という古典に由来します。
「切」 骨を切って加工する作業
「磋」 象牙を研いで加工する作業
「琢」 玉(ぎょく)を打って加工する作業
「磨」 石を磨いて加工する作業
ここから「自己研鑽」を意味するようになり、 学問や道徳、また技芸などをみがき上げることを意味する語となったようです。
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